普段何気なく使っている「石鹸」は、自分の肌に合った種類を選ばないと良い効果を及ぼすまえに、肌の状態を悪くしてしまう原因にもなります。肌の炎症や痒みなど、アトピーの症状を抱える方であれば、より石鹸の選び方は慎重にならなければなりません。そして、自分に合った石鹸が見つかったら、石鹸の効果を最大限に引き出すという意味でも非常に大事になるのが「正しい使い方・洗い方」に関することです。
そこで今回は、アトピーの症状や肌トラブルに悩まされている方必見の「アトピー用石鹸の効果を高めるための石鹸の使い方や洗い方のポイント」についてご紹介します。
アトピー用石鹸の効果を高めるための「石鹸の使い方」
「アトピー肌にも負担をかけない石鹸の使い方とは?」と聞かれれば、「石鹸に水をつけて、手で泡を作って洗えばいいのでは」と答える方が多いのではないでしょうか。もちろん、その答えもあながち間違いとはいえません。ただし、一口に石鹸の使い方といっても、石鹸の効果を最大限に引き出すための使い方は奥深く、正しい使い方を実践することでこれまで以上に石鹸の効果を実感できるようになります。
以下では、アトピー用石鹸の効果を高めるための正しい石鹸の使い方や覚えておきたいポイントなどについてまとめています。
使い方(1)手洗いをしっかりと!
これからアトピー用石鹸を使って洗顔をしようというときに、石鹸や肌に触れる手が汚いままでは非常に不衛生でアトピー用石鹸の効果が半減します。そのため、アトピー用石鹸で洗顔や身体を洗うまえには、きちんと「手洗い」をしたうえで石鹸に触れるようにしましょう。
使い方(2)泡立て用ネットがあると便利
手洗いをしっかり済ませたあとは、実際に石鹸を手にとり泡立てます。このときに、きちんと乾燥した清潔な「泡立て用ネット」を用意しておきます。アトピー肌や敏感肌など、トラブルを抱えている肌は非常に繊細で、ちょっとした刺激にも炎症を起こしやすい状態になっています。そのため、ふわふわでキメの細かい泡で洗顔ができるように、泡立てがしやすいネットを事前に準備しておくと非常に便利です。
使い方(3)適温のお湯がベスト!
泡立て用ネットを手に持ち、さっそく石鹸を使って泡を作ります。このときに、石鹸の使い方のポイントとして覚えておきたいのが「適温のお湯を使う」ということです。汚れが綺麗に落ちそうだからと熱めのお湯を使って洗顔や身体を洗うという方も多いですが、アトピー肌や乾燥肌の方にとって刺激が強すぎると余計に肌トラブルが進行していまい逆効果になります。
また、冷たすぎる水を使って洗顔をするのも、寒くて洗い残しをしてしまう恐れがあります。このことからも、アトピー用石鹸を使うときには、熱過ぎず冷た過ぎない適温(32度前後)のお湯を使って石鹸を泡立てるようにします。
使い方(4)石鹸を十分泡立てる
炎症を起こしやすい敏感肌を洗顔するときには、できるだけ余計な刺激を与えることがないように繊細でボリューミーな泡を使うのがベストです。
泡立て用ネットに石鹸を入れて適温のお湯を浸したら、余分な水分を落としたあとに軽く包みながら泡を立てます。少し泡が立ったら、そのあとで石鹸を取り出してさらにふわふわの弾力がある状態にまで泡立てます。両手で包み込めるほどまで泡が立ったあとはネットを絞るようにして泡をとり、顔を包み込むようにして洗います。
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